PCであんなことこんなこと
"Linuxを使う"
Linuxはパッケージが豊富。
インストールが簡単。
Linuxは情報も豊富。
設定も調べればどうにかなる。
Linuxは何かと我が家のLANで活躍中。
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2002-10-18 古いマシンのLinuxの設定を確認
最近はRedHatLinux(RHL)の動作確認用に使っている古いPCのLinuxの設定を確認することにした。このマシンにRHL7.3をインストールしたところ、ネットワークカードを自動認識しなくなったためだ。こうなると直に設定ファイルを書き換えて使うわけだが、設定ファイルの内容を忘れてしまった。そこで、今後の作業の覚え書きとして、他のハードディスクに残っていたRHL7.01Jの設定ファイルの内容を調べた。
/etc/modules.confの一部 (ネットワークカード NE2000コンパチの設定)
alias eth0 ne options ne io=0x300 irq=10/etc/X11/XF86Configの一部 (グラフィックカード ViperPCIの設定)
Section "Device" Identifier "Weitek|P9000" VendorName "Unknown" BoardName "Unknown" #VideoRam 1024 # Insert Clocks lines here if appropriate VideoRam 2048 Chipset "viperpci" MemBase 0xe0000000 IOBase 0x00006000 EndSection
2001-11-25 ホイールマウスでスクロール
/etc/X11/XF86Configの"Pointer"セクションの内容を書き換えて、Xウィンドウ(GNOME)でホイールマウスを使えるようにした。PS/2のホイールマウスを使用しているのでつぎのようにマウスの設定を変更した。
Section "Pointer" Protocol "IMPS/2" Device "/dev/mouse" Buttons 4 Buttons 5 ZAxisMapping 4 5 End Section
これでネットスケープなどでホイールを使ってページをスクロールできるようになった。さらにVMware上のWindowsでもホイールが使えるようになった。いざ挑戦してみると意外と簡単にホイールマウスが使えるようになってうれしい。
2001-11-03 アップグレードでサウンドモジュールの組み込みも無事終了
アップグレードが無事終了したので、問題のあったサウンドモジュールの組み込みに着手。インターネットで調べた情報を元に次の手順に基づき、手作業でサウンドモジュールの組み込みに挑戦した。
(1) /etc/conf.modulesに次の1行を追加
alias sound i810_audio(2) 次のコマンドを実行
# /sbin/depmod -a # /sbin/modprobe sounddmesgコマンドを実行してサウンドモジュールが無事組み込まれたことを確認。アップグレード前にあった"i810_audio: AC97 write access failed"などのメッセージが消えている。
続いてX Window起動後、WAVファイルや音楽CDを再生して問題なく音が鳴っていることを確認。
これにてマザーボード交換に伴うWindowsとLinuxの設定作業もひと段落だ。ホッ。
2001-11-03 はじめてのアップグレード、余計な心配は無用?
マザーボードのサウンド機能を使うためにカーネルのバージョンを2.2.18以降にしなければならないことが分かった。そこで調べてみると、Vine Linux 2.1の次のバージョンVine Linux 2.1.5が採用しているカーネルのバージョンがちょうど2.2.18である。これは都合がよい。カーネルだけをバージョンアップするよりVine Linuxを2.1から2.1.5へアップグレードするほうが手軽だろう。
ただ、アップグレードで気になるのは今までインストールしたソフトウェアの設定がそのまま引き継がれるかどうかである。アップグレードによって設定し直さなければならないソフトウェアがあったら面倒である。しかし、アップグレードする前からいろいろ心配しても先に進まないのでとにかくアップグレードしてみることにした。
アップグレードはいたって簡単。CD-ROMからインストーラを起動した後、インストールの種類でアップグレードを選ぶ。続いてLILOを設定し直す。その後にアップグレードが始まる。2.1.5で新しくなったrpmパッケージだけを選んでアップグレードしているようだ。
アップグレード終了後、システムを再起動したところ、アップグレード前の設定は無事2.1.5に引き継がれたようだ。ネームサーバー、プロクシサーバー、ファイヤーウォールの設定などで特に問題は見つからなかった。まさに「案ずるより生むが易し」。
2001-11-03 マザーボード交換、グラフィックとサウンドは手作業で設定
マザーボードを交換したので、Linuxの設定も変更しなければならない。ほとんどの設定は初回起動時にKudzuが自動で変更してくれるので楽。Windowsのようにドライバを更新する度に再起動を繰り返すようなこともない。
ただ、今回購入したマザーボードとグラフィックボードをLinuxで使用する場合、いくつかの不具合があった。
まずはX Windowのグラフィックボード(Rage Mobility/ATI)の誤認識。Xconfiguratorでグラフィックボードを認識させると間違ったXサーバー(Mach64)を設定してしまう。インターネットで調べたところ、Xconfiguratorの不具合のようでXconfiguratorを使わずに、XF86Setupを使い手作業で正しいXサーバー(SVGA)に設定すればいいらしい。
XF86Setupで無事X Windowは起動するようになったのだが、今度は日本語の文字化けが発生。そこで、元々使っていた/etc/X11/XF86Cofigファイルの中で"Monitor"、"Device"、"Screen"セクションの内容だけをXF86Setupで作った/etc/X11/XF86Configの内容で置き換えた。置き換えた後は問題なくX Windowを使うことができた。
次にマザーボードに搭載されているサウンド機能を利用できないという不具合。今回購入したマザーボードが採用しているチップセットはIntelの815EP B-stepである。本来であればi810_audioという名前のモジュールが組み込まれなければならないのだが、うまく認識してくれない。こちらもインターネットで調べたところ、モジュールの不具合でバージョン2.2.18以前のカーネルではうまく認識できないようである。
現在使っているVine Linuxのカーネルのバージョンは2.2.17。カーネルのバージョンアップをしなければ。
2001-10-24 delegateが大活躍
ここで近況を少しだけ。
我が家ではいろいろな代理サーバー(Proxy)をこなしてしまうソフトウェア、delegateが大活躍。
インターネットにはCATVで常時接続しているのだが、ルーティングが禁止されている。そこで代理サーバーの出番。
ネットワーク内のすべてのコンピュータでインターネットを利用する際に支障がないように、delegateを使ってインターネットに接しているPCにHTTP/SMTP/POP/FTPの代理サーバーを立ちあげている。
日本語コードの自動変換に対応していないブラウザでホームページをみるとき、日本語コード変換つきでHTTPの代理サーバーを立ちあげると便利。
複数のメールアカウントを使い分けているとき、サーバーの数だけPOPの代理サーバーを立ちあげていると便利。
ほかにはネームサーバーを立ちあげてLAN内のホスト名の解決を共有している。これも便利。当然自分のネームサーバーで名前を解決できないときはインターネット上のネームサーバーにお伺いを立てるのでホームページの閲覧にも支障なし。
それからipchainsを使ったパケットフィルタリングの設定も欠かせない。
Windows用のソフトウェアを使っていたも過去の話。柔軟性なら代理サーバーはLinux+delegateで決まり。
2001-08-05 プリンタの共有を始めました
プリンタ(PM-770C)をLinux、Macintosh、VMWare上のWindowsで共有して利用できるようにした。
まずはLinuxでエプソンコーワが公開しているプリンタソフトウェアを利用してプリンタで印刷できることを確認した。このプリンタソフトウェアにはふたつのソフトウェアが含まれている。
GS Laser Printer Driver Postscript→PNG Postscriptを画像ファイルに変換 Photo Image Print System PNG→ESC/P 画像ファイルをプリンタの制御コードに変換 これらのソフトウェアを使うとインクジェットプリンタ(PM-770C)をPostscriptプリンタとして利用できるようになる。このソフトウェアでも利用しているGhostscriptのデバイスにPM-770Cが登録されていれば通常のPrinttoolを使ったプリンタの登録で十分なので、今回使ったソフトウェアは不要なのだが...
ここでは後の作業のことを考え、ひとつのプリンタを/etc/printcapに用途別にふたつ登録した。ひとつはPostscriptプリンタとして利用できるようにしたもの、もうひとつはPostscriptフィルタを使用しない生のプリンタとして利用できるようにしたものである。
これらの登録内容はつぎのようにした。
raw|lp0:\ :sd=/var/spool/lpd/lp0:\ :mx#0:\ :sh:\ :lp=/dev/lp0:\ :lf=/var/log/lpd/lpd.log: ps|pm770c:\ :sd=/var/spool/lpd/pm770c:\ :mx#0:\ :sh:\ :lp=/dev/lp0:\ :if=/usr/local/EPKowa/PM770C/filter770:\ :lf=/var/log/lpd/lpd.log:つぎにMacintshからこのプリンタを利用できるようにするため、LinuxにNetatalkをインストールした。NetatalkのRPMパッケージはVineLinuxのCD-ROMに収録されていないのでインターネット上からダウンロードした。
つづいて、つぎの手順でNetatalkの設定を変更し、Netatalkを再起動した。
(1)Netatalkで使用するネットワークインターフェース名を /etc/atalk/atalkd.confに追加
(2) /etc/printcapに登録したプリンタ、psを/etc/atalk/papd.confに追加
つづいて、Netatalkを使って公開したプリンタをMacintoshにプリンタ、LaserWriter8として登録した。MacOS 9.1、MacOS X 10.0のどちらでもあっけないほど簡単に登録でき、そしてそのプリンタを使って印刷できることも確認した。
最後にVMWare上のWindowsから前述のプリンタを利用できるようにするためにすでにインストール済みのSambaを利用した。ちなみにSambaのRPMパッケージはVineLinuxのCD-ROMに収録されている。
まずはSambaの設定ファイル(/etc/smb.conf)を編集して/etc/printcapに登録してあるすべてのプリンタを公開するように設定を変更した。つづいて、/etc/printcapに登録したプリンタ、rawをVMWare上のWindowsからネットワークプリンタとして追加した。
VMWare上のWindowsからLinux上のプリンタを利用する際にはつぎのことに気をつけるとよい。
・VMWare上のWindowsから印刷する場合とVMWareなし(単体)で起動したときのWindowsから印刷する場合で印刷を切り替えるには、プリンタのプロパティ内の"印刷先のポート"をネットワークプリンタ名かローカルポート("LPT1:"など)で切り替える。すでにVMWareなし(単体)起動したWindowsでプリンタを登録してある場合はそのプリンタのプロパティで"印刷先のポート"を追加するだけでよい(プリンタを再度追加する必要はない)。
・LinuxとVMWare上のWindowsのどちらでも印刷したい場合はVMWareのConfiguration Editorでパラレルポートの割当てを解除する。
参考文献
フレンドリー&トップマネージメントサービス:"Red Hat Linux 6.1 サーバー構築入門",ローカス,2000
2001-01-09 VineでCapsLockとCtrlキーの入れ換え、超楽
Windowsでも行っているCapsLockとCtrlキーを入れ換えをVineでも実施すべく、インターネットで入れ換え方法を検索した。なっなんとVineではCapsLockとCtrlキーが入れ換え済みのキーマップが最初から用意されているというではありませんかぁ! /usr/sbin/kbdconfig を実行してキーマップの一覧を覗いてみると... 入れ換え済みのjp106配列のキーマップがあるじゃありませんか。すかさずキーマップをこれに変更。コンソールを入れ換えればX-Windowであらためて入れ換えを設定する必要なし。楽だぁー。
ってことは、Vineのインストール時にキーマップを選ぶ画面でもこのキーマップが表示されていたってこと? あらら、インストールのときに気づいていればこんなおおごとにならなかったのにぃ。
2001-01-05 Vineに乾杯ってほどでもないか
ハードディスクの交換を機会にLinuxのディストリビューションも変更してみた。日本語対応が進んでいるという話を耳にしたので、RedHatLinux6.1JをVineLinux2.1に変更した。Vineも元はRedHatなのでほとんど違和感なく使えるだろうと思っていたが、実はそうでもない。標準のデスクトップがWindowMakerだ。他のデスクトップに変更する方法が分からない。確かに個々のアプリケーションの日本語対応は進んでいるようだ。Linuxconfの表示は日本語になっている。しかし、manコマンドで表示されるドキュメントは英語だ。設定を変えらればいいのだろうがいろいろ調べるのが面倒だ。Linuxはルーターとして使うときだけ起動するので普段はあまり使わない。まぁ、細かいことは気にせずこのままにしておこう。
補足)
デスクトップの変更方法: ランレベル5のブート後にあらわれるGUIのログイン画面で標準で使うデスクトップをRedHatで慣れ親しんだGNOMEに変更できる。
2000-08-09 ついに我が家もLinux
IBM-PC互換機2台、Mac1台の我が家のコンピュータ環境、いままではプロキシ経由でインターネットを使ってきた。せっかくのCATVのインターネット使い放題環境、各PCをインターネットに直結したいという欲が出てきた。そこで、マルチホーム(ネットワークカード2枚差し)によるLinuxルーターに挑戦してみた。LinuxにはRedHat6.1を使った。インストールはいたって簡単。ルーターの設定も市販の解説書片手に素早く完了。各PCのデフォルトルーターを設定して早速インターネットへ直結する。www.yahoo.co.jpにpingしてみる。おぉう、ちゃんと応答しているよ!!
Linuxってこんなにラクチンなのねん。パッケージ管理ソフトがしっかりしているので各種ソフトウェアのインストールも楽だし、各種設定ツールもほとんどGUI化されているし、解説書や参考書も充実している。 Solarisなどと比較にならないくらいくらい楽だね、Linuxは。
しかし、LinuxルーターにしたもののこのLinuxにもdelegateをインストールしてしまい、結局WWW/SMTP/POPのプロキシ経由でインターネットに接続してたりする。んっ、結局Linuxルーターにしてもプロキシ? 今回の挑戦、意味ないじゃん。
さらに、Linuxルーターの挑戦前にCATV用のハードウェアルーターを思わず衝動買いしてしまっていたのだけど、無駄な買い物になってしまった(トホホ)。
キオクノカケラ
http://yy.saloon.jp/kakera