No. | 日程 | スキー場 | 滑走日数 |
---|---|---|---|
04-08 | 04/04/05 | 玉原スキーパーク | 1 |
04-07 | 04/03/18 | 神立高原 | 1 |
04-06 | 04/03/11 | ノルン水上 | 1 |
04-05 | 04/03/04 | ノルン水上 | 1 |
04-04 | 04/02/26〜04/02/28 | 糠平温泉 | 2.5 |
04-03 | 04/02/13 | ノルン水上 | 1 |
04-02 | 04/01/16 | 玉原スキーパーク | 1 |
04-01 | 03/12/28 | 水上宝台樹 | 1 |
今シーズンの滑走日数 = | 9.5 日 | |
いままでのの全滑走日数 = | 90.5 日 | ('97-98シーズン以降) |
高速降りてすぐのノルン水上の雪は解けてしまったが、ここはまだまだ滑れそうだ。 この時期で積雪は250cm、午前中いっぱい雪質はよかった。 4月のスキーは初めて。こんなスキー場があることに早く気づいていればなぁ。 例年、早いと3月上旬には滑り納めしていたのがもったいない。 これでコースにメリハリがあればなぁ。
緩斜面で片足滑り。足裏の感覚を確認。ベタ踏みの感覚を確認。余計な力が入っていないか確認。 バックルの締め具合を調整。今回は緩めても締めても滑りに違いを感じなかった。ますます不思議。 両ストック、左右に開いて引きずって滑った。左右のバランスに偏りがないか確認。
ブーツがたわむ感覚があるか確認。滑走中、ターン中どちらもたわむ感覚があった。何か特別なことをしたわけではないのに。常に前がかりで滑れたからか?今回はブーツに緊張感があり、ブーツの腹を押し込む感覚も自然に生まれた。よく考えてみると、真横にエッジングする感覚ではなく前後移動でエッジングする感覚があった。これに加え、ターン始めに体を谷側ななめ前に移動できていたようだ。 前後の動きがやはり重要だ。
滑走中に内足、内足首を意識することを忘れていた。 内足はキレずにズレターンになる。板のトップも勝手に開いてくる。 外足はグリップしているのに内足が勝手に回ってしまう。 内足首をまったく使っていない証拠だ。 内膝も使っていない。内足を返さなければ内足の外エッジもかからないはず。
内足をたたみ外エッジ全体で雪面を押さえ線を引く感覚だとキレターンに近づいた。 滑った跡を見たらしっかり2本線が残っていた。 重心を低くして内足をたたむと力が板に伝わり易かった。しかし、グリップ感はまだ足りない。
ターン始め、外向では内足を返すのが難しい。内向の重要性を再確認。 上体だけで内向するのではなく腰から内向する感覚のほうがよいはず。
斜滑降で手を使って無理矢理内膝を返す動作を繰り返すと 膝を返す感覚、外エッジの感覚を掴みやすいかも。
今シーズンはこのスキーが最後。来シーズンに向けて注意することを整理してみる。 まずは前後動と足首。毎度スクールで指摘される前後動は特に注意したい。 つぎの板に貼りつく感覚とたわむ感覚を自由に出せるようにしたい。 さらに内足、内足首。板のトップが開くようになったら要注意。 綺麗な2本の滑り跡を残せるようになりたい。
ノルン水上に出かけたのだが1週間の間に雪が解けて地肌が見える部分も増えていた。 雨が振りそうな気候だったので予定を変更して神立高原に向かった。 湯沢のトンネルを抜けたら大雪だった。まだまだスキー行けるな。
ひさしぶりの神立。上のコースは雪で視界が悪かったので下の緩やかなコースで基本練習することにした。 今回はスクールから始めた。先週とおなじ指摘を受ける。成長がないね。 前後に動きがない。小回りでは常に谷を向くように。
ストック外して雪玉を持ち、滑りながら上空に投げてそれを取る練習がよい。 最初はうまく取れなかったが、少し前方に投げればよいことが分かった。 この練習の後は姿勢が自然になり余計な力が抜けたように感じた。
油断するとすぐに体重がかかとに乗ってしまう。長年のクセでかかとに乗っていると安心するのだろう。 かかとに乗っているのを滑りが安定していると勘違いしないように。 常に前後動を意識して足裏感覚を大切にすればよいのだろうがなかなか悪いクセが抜けない。 足の親指に乗る感じがいいらしいが、最初はうまく滑れなかった。 内足をたたんで小さくし(足首をたたむ)、後ろに引くようにしたら感触がよくなった。 うーん、また忘れてた。
小回りで腰が回らないようにするひとつの方法。 外肩を後ろに引くぐらいの意識、逆ひねりの意識で滑ったら感触がよかった。 ここで前後動も忘れないように。横に向いた板を回すには前に動いて板を走らせないといけない。 ストックを突く位置はブーツの脇。気づかないうちに突くところがずれていたようだ。
ストックを逆に持ちストックを横に大きく広げて両方のストックの先を引きずりながら滑ってみるとよい。 バランスが悪いと一方のストックが浮くはず。 最初左のストックが浮いてしまった。重心を低く足をたたむ感覚で滑ったらバランスがよくなった。
スクール中緩めていたブーツのバックルを、スクールの後、強くしめて滑ってみた。 板が貼りつく感じがあり、足場もしっかりした感じだ。 前回は緩めたほうが感触がよかった。なぜだろう? 前回と雪質が違うからだろうか? スクールで姿勢がよくなったからだろうか?
内足をたたむ感覚と前後動の意識を持ちながら滑ってみたら板が貼りつく感じがでてきた。 午後になって雪がしまってきたおかげかもしれない 午前中のアイスバーンの上に新雪が積もった状態の雪面ではうまく滑られなかった。 あいかわらず板が貼りつく感じをコントロールできない。 板がたわむ感覚はまったく出せなかった。 大また開きのターンで練習した後でもきっかけを掴むことができない。 ブーツの腹を押し込む感覚で滑っても板が横にずれるだけだった。 内足もうまく使えない。内足トップが雪にカラむまで待つようにするとよさそうだ。 板の進む方法に体をあわせて待つ感覚だ。焦ったり、無理に板を回そうとするとズレてしまう。
わざと体で板を回して滑ってみた。ターン始めにターンの内側に板をひねってみた。 外足の運びはスムーズになり、ターンの早い時期からグリップ感がある。 ただ、スピードはいつも以上になった。
緩斜面でレールターンしてみた。止まらずにレールターンするのは難しい。 思いきった前後動と切り返し、板にあわせた体の運動を心がけるとよさそうだ。 止まってしまうのは板がズレている証拠。
片足ターンに前後の動きをつけて滑ってみた。この練習の後はグリップ感が出やすいようだ。 姿勢がよくなるからかもしれない。前後の動きをつけてみると足裏が雪面に貼りつく感じがあった。
来シーズンに向けて練習を再開。まずはひとりで練習。
バックルをキツくしめるとターンしづらい。バックルを外したほうがいい感じだ。 足首を曲げる力が弱いのだろうか?
右足の内側に力がかかりすぎて滑りづらい。 いろいろ試してみたところ、停止した状態で踏み込むと左足はスネが板の方向にまっすぐ倒れるのだが、 右足は板よりも内側に倒れてしまう。 どうにか治せないものか。
内エッジをブーツで押し込みつつ大げさにブーツを倒し込んでみると 確かにグリップ力が向上する感触がある。 ただし、倒し込む感覚が強いと減速につながるようだ。
自分で意識的に板を走らせると滑りが安定した。 減速の効果もあるようだ。板を走らせ深回りするとスピードコントロールできそうなことを再確認した。
内足をたたむとターンが安定した。内足のキレも出しやすそうだ。 また、切替えの前後で内足の外エッジを意識して雪面に線を引く感覚を持つようにすると 内足のキレが出しやすかった。こちらも以前気づいたことを再確認した。 ただ、練習しても毎回おなじように滑ることはできなかった。
午後からスクールに入って練習した。 いつもの指摘を受けた。 カービングは内向姿勢を意識するように。外足は意識して先行させ、内足は引くぐらいのつもりで。 ターン中は内足の足首を緊張させるように。スネがブーツに強く当たる感じでかなり窮屈なはず。 切替えではポジションを前に。思いきってななめ前方に出るように。足首は緩めず膝や腰、上体全体を伸ばして前に出る感じ。そうするとターンにキレ、たわみが生まれ、ターンも安定するはず 。 いまは前後の動きがまったくように見える。左右のスライドだけで滑っているよう。
必ず真横に倒すのではなくななめ前に倒すように。真横では必ずズレる。内足の外エッジはブーツの中で小指とかかとを結ぶラインは板に平行ではないから、真横に倒すと板が外に開いてしまう。 親指とかかとを結ぶラインは板に平行なので真横に倒しても問題なし。 いまの滑りは内足が開きぎみ。
小回りでは腰が回ってしまう。つまり上体を振ってしまっている。 小回りでは常に上体は谷側を向いているはず。 停止した上体でターン時の姿勢を確認したところ、体が固すぎることが分かった。 切替え時には山側の足がかなり窮屈にならないと常に上体を谷に向けることができない。 股関節を大きくたたまないと無理だ。
バッジテスト1級を受験した。結果は14人中12位。いつもどおりの結果だ。ほんと成長がないな。 思いどおりに滑れなかったのもいつもどおり。
救いは、自分の予想と結果が一致したこと。 自分で中回りの得点が一番高いと予想していたとおりの結果だった(一番高いといっても合格点には達していないのだが...)。 滑りのイメージと実際の滑りが一致してきたのはうれしい。よい滑りのイメージ、感覚は正しそうだ。
今回14人受けて合格者0。2、3人受かりそうだと思っていたが、この結果は意外だった。 それぐらい1級は難しいのだと気休めに自分に言い訳をしてみたりして...
今シーズンから検定の方法が変わったらしい。最近気づいた。 昨シーズンまでは午前の事前講習と午後の検定で得点をつけていたが、 今シーズンからは検定のみで得点をつけるようになった。 結局、以前の検定の方式に戻った。 1級の検定は5種目。 整地された斜面で大回り、中回り、小回り、フリー滑降の4種目で、 整地されていない斜面で小回りの1種目である。 1級受験のためには2級の合格証が必要らしい。 そのかわり、スキー場によっては2級以下はいつでも申し込めば検定できるようになったようだ。
事前講習でいろいろとアドバイスをもらうのだが、そのアドバイスもいつもどおりだった。 ポジションが後ろで姿勢が高いということだ。 昼の休憩時間にポジションを戻そうとしたが結局戻らなかった。 板が雪面に貼りつく感じを思い出すことができなかった。
ほかの人へのアドバイスなども参考にして1級に求められていることを自分なりに考えてみた。 新しい検定ではさらにカービングスキーへの適応が求められているようだ。 1級になるとどのような状況においても、自由にキレとたわみが出せるようにならないといけないようだ。 さらに、ある程度スピードもあったほうがいいようだ。 自分の場合、スピードがあがるほど体が遅れてしまうのでますます厳しい。
今回の検定の結果をふまえて自分の滑りについてもう一度いろいろと考えてみた。 結局自分の滑りに足りないものは何なのかと。 いきついた結論は足裏感覚である。 常に雪面からの圧を板全体で感じ、受けた圧を運動に利用して滑っているかということである。 当日を振り返ってみると、「圧は加えるのではなく受ける」感覚がまったく欠如していた。 アドバイスどおりポジションを前へ、たわみを出そうとリキんでいただけで、 足裏の圧を感じようとしていなかった。
常に圧を感じながら滑れるなら、そのときのポジションは最適になっているはずである。 さらに、圧を感じてポジションが最適になっていれば、キレやたわみも出しやすくなるだろう。 ポジションが悪ければいくら頑張っても板全体で圧を感じることはできないし、キレもたわみも出せないだろう。 なかなか思いどおりにならない板が雪面に貼りつく感覚とは 常に圧を感じながら滑っている状態なのかもしれない。
だいぶ気温が高くなってきたが、この状態ではまだ今シーズンは終われない。 まず圧を感じる滑りを練習し、自由に板が貼りつく感じを思い出せるようにしたい。 ブーツのバックルを外し、足首の自由度を上げると感触をつかみやすいかもしれない。 つぎにスピードへの対応。スピードがあがっても体が遅れないようにしたい。 股関節にこぶしをはさみながら滑ると感触をつかみやすいかもしれない。 さらに今シーズン中に未体験ゾーン、たわみの感触を掴むきっかけがつかめればいいのだが... 常に圧を感じる滑りができれば、ポジションもキレもたわみも後はオートマチックで決められたりして(^^;)。
2シーズンぶりの北海道。あいかわらず糠平はリーズナブル。今シーズンは雪が多いそうだ。 北海道では雪が多いと雪質は悪くなるそうだ。雪が多く降ると水分が多くなって雪が重たくなるらしい。 前回来たとき急斜面だったところも雪が多すぎて斜度が緩く感じた。 しかも雪が多くて板が走らない。ただ、雪が多かったせいで新雪を滑る訓練にはなった。 新雪はやっぱり気持ちいい。意識して板を走らせると滑りやすいような気がする。 単純に板を横にしてブレーキをかけるのではなく、キレ込んでブレーキをかける感じ。
新雪の滑りにはいい練習になったが、それ以外はほとんど思いどおりにならなかった。 キレのターンは前回の滑りの感覚を完全に思い出すことはできなかった。 スピードをコントロールできないのもあいかわらず。 雪面に貼りつく感じを思い出すこともできなかった。コブもダメ。 適度にスピードをコントロールしながら小回りできたのは収穫かな。
今回初めて空港まで車で行くことにした。空港から少し離れた駐車場だと安いことを友人に教えてもらった。 板と荷物の輸送費と空港までの電車賃の合計と駐車場の代金、高速道路の通行料金の合計は大して変わらない。空港までの移動時間は車のほうが短いくらいだ。ただ、行きは渋滞などに備えて早めに家を出発するなどいろいろと気を使うのが面倒だ。また、帰りに駐車場まで移動するバスの待ち時間ももったいない気がする。
前後の荷重を意識して1日練習した。 前後の荷重の感覚を思い出すまで1時間ほどかかってしまった。 後傾を治すには両ストック、小回り、高速切替えの練習がやはり効果的だった。 小回りで早く切替えできるようになれば前後の荷重もうまくできているようだ。 この練習で注意するのは両ストックの使い方。 大げさに言えば、両ストックを杖がわりにして状態を前へ上体を引っ張り出すように使う。 ただストックを突くだけではなかなかきっかけを掴めない。
今回の練習で改めてクロスオーバー前後の操作の重要性を認識した。 前ターンの姿勢を次ターンの姿勢に移す操作は次ターンの質を左右するのでとても重要だ。 前後、左右、上下のバランスの取り方で次ターンが決まる。 スキーとは3次元の運動だと実感した。 いままでは3次元というよりどれかひとつの要素が欠けた2次元で運動していたように思う。 まだまだ3次元の運動にはほど遠いかもしれないが少しでも近づけるように練習していこう。 また、いきなり前ターンの姿勢を次ターンの姿勢に移すのは難しい。 いつもの繰り返しになるが、中立状態を必ず作るようにしたい。 中立状態、雪面に対して垂直な状態を作ると次ターンに入りやすい。
中立状態の後、つぎのターンに入るのだが、ターンの入り方がとても微妙で練習していてなかなか決まらない。 いろいろと試してみると、谷側ななめ前方を目標に、そこを中心に回転するように意識するとターンが決まり易かった。 過去のスクールでこの事を教えてもらったことはあったのだが、実感できたのは今回が初めてかもしれない。
練習しているうちに、ひさびさに板が雪面に貼りつくように感じた。 後寄りの荷重がターン前半から前寄りに戻っているとこのように感じるのだろうか? ターン全体を通してうまく荷重できている証拠なのだろうか? 左右に振りすぎたり、余計な力が入ったり、板への荷重がよそに逃げると貼りつく感じがないように思えた。
小回りでも貼りつく感じがあると滑りは良好なようだ。 力が逃げないので安定して滑れるように感じる。必要以上にスピードも上がらない。 ただし、意識してスピードを制御できているわけではないのでまだまだ練習が足りない。
今回の練習で板が貼りつく感じが出てきたのは収穫だったが、まだ意識してスピードを制御できない。 ターン前半を長く取る感覚もあまりなかったので、このあたりが影響しているのかもしれない。 ズレを使うと力がよそに逃げ貼りつく感じもなくなり、滑りも不安定になる感じだ。 ズレと貼りつく感じをうまく調整できるようになればいいのだろうか? また、外足荷重もまだ十分ではないように感じる。常に外足荷重できるようになればいいのだが安定していない。しっかり外足荷重できているかも怪しい。
今回のスキーで気づいた事がほかにもある。荷重とエッジングの感覚だ。荷重とエッジングのポイントが広がったように感じる。いままでは板の側面だけに荷重すことが多かったように思う。言うなれば線の荷重だ。また、エッジングはつま先やかかとだけに偏る、点のエッジングが多かったように思う。今回のスキーでは、板全体に荷重するような感覚だった。また、ターン初めではつま先寄りの側面を使ってエッジング、ターン終わりではかかと寄りの側面を使ってエッジングしているような感覚だった。
今シーズン、初めて天候に恵まれた。晴れているとスキーも行き帰りも快適だ。 ただ、天気がいいと午後になると雪が解け始めてシャーベット状になってくるのが難点。
今回、スクールには入らなかったが、ゲレンデをみると平日にもかかわらずスクールを受講している人が他のスキー場に比べて多いように感じだ。スキー上級者の人も多いようだ。人気があるのだろうか。
午前中はひとりで練習し、午後はスクールで滑りを確認してもらった。 今まで自分の感覚でどんな滑りがよいか悪いかよく分からなかったが、 今回のスクールできっかけをつかめたような気がする。
スクールを受講するにあたり、先生に自分でどんな滑りがよいのか悪いのか感覚的に分からないと伝えたところ、スクールでどこが悪いのか、ここが悪いと滑りにどのような影響が出るのか、感覚を掴むにはどのように練習すればよいのか丁寧に教えてもらった。とても有意義な時間を過ごせた。感謝、感謝、感謝である。
自分の滑りでどこが一番悪いのか。 ターン後半からクロスオーバー、つぎのターンという流れの中で、 左右の意識はあったが、後ろに残った姿勢を前に戻す意識が欠けていた。 姿勢が戻せないので上体が遅れ、上体が遅れると滑走速度が上がる。 速度が上がるとますます上体が遅れる。 滑るほどターン弧が大きくなり、一定のターン弧を描けなくなる。 悪循環である。 上体が遅れると見た目の姿勢は腰掛け状態になる。まさに後傾だ。 昔から後傾の傾向が強かった。なぜそうだったのか納得である。 今までは一連の運動の中で前後の運動はできているように錯覚していたが、 今回のスクールで前後の運動がどのようなものか感覚的に分かった。 それにしても気づくのが遅すぎる。
感覚的に前後の運動を理解するきっかけになったのが両ストックの小回りだ。 両ストックが体の支えになり、前後に運動しやすくなる。 前後の運動をうまく使うとターンを細かくするのが楽になる。 ターンが細かくできないときは前後の運動もうまくできていないときだ。 試しに大げさに体を前に乗り出すようなつもりで滑ってみたところターンが楽になった。
基本姿勢は軽く跳ねて着地したときの姿勢といわれている。 そのときの足首、膝、腰の角度がすべてほぼ同じになるはずである。 しかし、自分の場合は滑りはじめると腰の角度が広がってしまうようだ。 上体はややかぶせ気味、腹筋を適度に緊張させて滑るように常に心がけるようにしたい。 実際には同じ角度のままで滑るわけではなく、これに前後の運動が加わる。 体の屈伸が前後の運動に変わる。 体の屈伸とは足首、膝、腰の屈伸である。 足首はブーツで固定されているので自然に足首、膝、腰を伸ばすと斜め前方に体が伸びるはずである。 斜め前方に伸びると荷重点は前に移動する。 ターンはこの姿勢から始まるはずである。 逆に体が屈むと荷重点は後ろに移動する。 ターン後半はこの姿勢のはずである。 この屈伸は一連の運動の中で滑らかに行うように意識することも重要だ。
前後の運動の感覚は小回りをきっかけで掴むことができたが、前後の運動をどんな滑りでも使えるようにするには反復練習が必要だ。 姿勢や運動を確かめながら1ターン、1ターンを丁寧に滑りたい。 そのためには急斜面をズレターンで速度を落としてパラレルで滑るのがよさそうだ。 姿勢や運動がよければ、常におなじ速度とターン弧、リズムで滑れるはずだ。 姿勢や運動が悪ければ、滑るほど速度は増し、ターン弧は大きくなるはずだ。 先生の言葉、「低速でできないことは高速でもできない」のだから。 「ズレが基本、ズレを減らせば自然にカービングになる」。
スクールの前、午前中はひとりで「楽に滑る」を練習していたのだが、 その中で外足が板にうまく乗れないことが多かった。 外足荷重ができていない証拠なのだが、 外足荷重の精度を高めるにもズレを使った練習が必要なようだ。 スピードまかせ、板まかせだと姿勢と運動が悪くてもある程度滑れてしまう。 そうすると正しい姿勢、運動が身につかないとスクールで指摘を受けた。 午前中の練習を思い出し、まさにそのとおりだと感じた。
午前中の練習で片足スキーに取り組んでみた。 どちらの足でも緩斜面で長い距離を滑れるようになった。 内足の使い方を研究するために取り組んだのだが、 足裏の感覚を鍛えるにも片足スキーはよさそうだ。 つま先、かかと、内寄り、外寄りと点や線で圧をかけたり、 足裏全体で圧をかけたりいろいろ試した。 一番安定する、一番力が出るように感じるのはやはり足裏全体で圧をかけたときだった。 しかし、片足でのターン弧は縦に長くレールターンの延長といった感じだ。 今後は片足でズレを使ったターンもできるようにしたい。 そうなればターンの姿勢、運動の精度を上がるような気がする。
「楽を滑る」を今シーズンのテーマに掲げたばかりだが、「丁寧に滑る」も加えることにしよう。余計な力を入れず一定のリズムで滑るという意味で「楽に滑る」のは正しいはずだ。ただ、スピードと板でごまかし基本をおろそかにしてしまうと学習効果も上がらない。適度にズレを使い、速度を制御した上で1ターン、1ターンを丁寧に滑って練習する必要があることが分かった。
予報では群馬北部の天気は快方に向かうはずだったのだが、さすが山の天気。一日中雪が降り止むことはなかった。とくに玉原では予報は当てにならないようだ。 スキー場にはフードつきリフトはなく、とにかく寒い。リフト2本で休憩といった状態だった。スクールはブルブルと震えながら受講した。 寒さと引き換えに、降り積もったばかりの雪は滑るには最高だった。
1回しか行けなかった昨シーズンから待ち続けた1年。長かったな。暖冬の影響で積雪が心配だったが、年末に入って盛り返してくれたよう。うれしいね。
いままでのスキーを振り返って考えてみる。自分にとっていい滑りと悪い滑りの違いは何なのかと。スクールでいろいろ教わった直後はいいがすぐに忘れてしまうことが多すぎる。自分でいい滑りと悪い滑りが判断できるようになればすぐに忘れることはないだろう。
考えた結果が「楽に滑れてる?」という判断基準である。板に余計な力が入っているときはスクールでもあまりいい印象がない。反対に板に素直に乗っているときはスクールでいい印象が残っている。2級合格のときもこれが徹底できていたように思う。
この基準を考えて滑ってみた。なかなか具合がよい。余計な力が入っているときは何をしようとしてもダメ。うまくいかない。ところが楽に滑れているときはキレターンに入りやすいし、板の制御も楽だ。うまくキレターンに入ればターン後半のブレーキングも半自動でかかる感じだ。「楽に滑る」と他のことも楽にこなせるようになる。
ところが、「楽に滑る」も楽じゃない。「楽に滑る」を思い出すまで半日もかかってしまった。余計な力が入ってしまう滑りがつくづく身に染みついているのだと実感。恐怖心が余計な力を生んでしまうのだろう。余計な力が入ってしまう滑りは「負け犬の滑り」といったところだろうか。今シーズンは「負け犬の滑り」から完全に抜け出せればいいのだが。
楽に滑れるようになってくればターンの質も調整しやすくなる。目標は昨シーズンとおなじ。ターン前半は丁寧に、そして長く。板がキレるまでじっくり待つ。無理に板に働きかけないように。ターン後半も丁寧に、しかし短く。すばやくつぎのターンへつなげるために速やかに起き上がる。板を長く引きづらないように。この際も無理せず丁寧に運動する。 そしてターン後半から前半への切り替え。ここでは確実に中立の姿勢を作るように。ターン後半の状態を一瞬リセットする感じ。ここでも一連の流れの中で自然に中立の姿勢を作るように心がける。
といった具合に目標はすぐに作れるが、これをなかなか実現できない。ここでも恐怖心との戦いがある。とくにターン前半から後半に切り替わるとき、体が最大に加速しているときである。ここで恐怖心に負けて速度を落とそうとすると余計な力が入り、板はズレ、腰が回ってしまう。ところが板がキレているときはそのまま板に乗っていってもある程度自然にブレーキがかかる。そうなれば自然なターンになり、ターン弧も縦に長く、まるくなるはずである。頭で分かっていても体がなかなか反応してくれない。困ったものだ。
宝台樹は何年ぶりだろう?やっぱりいいね、宝台樹。首都圏から日帰りできる範囲でそこそこの広さがあるスキー場だからね。飽きずに楽しめる。しかもゲレンデはほとんど圧雪されていないようでフカフカの雪の滑りを堪能できた。ちょうど雪が積もって前日に全面滑走できるようになったらしい。タイミングもよかったかも。
フカフカの雪では自分で意識して板を走らせると滑りやすくなった。それから縦の意識を強くするといい具合だ。後は余計な力をいれずに板まかせで滑る。余計な力をいれると板が引っかかる。楽しいな、フカフカの雪は。
朝方まで前日まで降っていた雪の影響で赤城あたりから先はチェーン規制だったようだ。その影響で行きは赤城あたりで渋滞。その先もノロノロだった。そういえば過去、悪天候だと渋滞になることが多かった。天候をしっかり調べてから出発すべきだった。学習能力ゼロ。いやぁ、失敗。
キオクノカケラ
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