No. | 日程 | スキー場 | 滑走日数 |
---|---|---|---|
05-06 | 05/03/26 | 水上宝台樹 | 1 |
05-05 | 05/03/10 | ノルン水上 | 1 |
05-04 | 05/02/24〜05/02/26 | 糠平温泉 | 2.5 |
05-03 | 05/01/24 | ノルン水上 | 1 |
05-02 | 05/01/13 | OGNA武尊 | 1 |
05-01 | 05/01/06 | ノルン水上 | 1 |
今シーズンの滑走日数 = | 7.5 日 | |
いままでのの全滑走日数 = | 98 日 | ('97-98シーズン以降) |
今回は水上宝台樹へ。 この時期の雪なので期待していなかったのだが、朝に雪が降ったおかげで存分にスキーを楽しめた。 しかも、雪質が七変化。おなじゲレンデ、おなじコースにも関わらず、重くなったり、硬くなったりとさまざまな雪質に変化したので苦労した。まぁ、おなじコースでもさまざまな練習になってお得なのかもしれないが... その中でも朝一番の斜面は初めての感触だった。 一言で表わすならサラサラ、フワフワの雪質で新雪の感触に近い。 ただ、雪のほうが板にあわせて変化してくれるような感触で、軽い力で自分の思い通りに曲がれる。なんとも気分がよい。
まずは大回りで気づいたこと。内足は余計なことをせずダイレクトに切れ込む感じにするとターンの入りが楽になった。板は平行のまま内足トップのエッジを立ててそのまま切れ込む感じだ。これまではトップの意識よりブーツの意識でターンしていたので、内足が回ってしまいズレていたために2本レールのターンが難しかったのかもしれない。
緩斜面ではひたすらキレターンを反復練習した。低速でもバランスを崩さずエッジを立ててターンするにはどうすればよいのかいろいろと試すことができた。姿勢や前後のバランスを確認できたが、まだ不安定だ。また、ターンのタイミングの取り方や腰の向き、内向と外向の確認もできたが、こちらも不安定。無意識のうちに外向になっていたり腰の向きが悪かったり...
小回りではブレーキをかける意識があると板を前に振り出してしまい、弧を描くようなターンが難しいようだ。板を前に振り出すと重心も後ろに残ってしまいスピードも上がってしまう。悪循環だ。そこでブレーキをかける意識をなくし弧を描くイメージだけに集中して滑ってみた。
板は平行のまま2本のレールを描くイメージで。加えてターンのつなぎでは板を走らせてすばやくつぎのターンに入る。そして板は体の下を横移動させる意識。板を前に出す意識は不要。だたし、体(腰)を前に出す意識は必要。さらに重心を低く保ち、両板が雪面に常に貼りつけたまま滑るような感じ。これらに気をつけながら弧を描くイメージで滑ってみた。これだとスピードが出そうだが、ブレーキを意識するよりもスピードが出なかった。不思議だ。ブレーキを意識するとかなり重心が後ろに偏ってしまうのかも。
最近の課題だった小回りもきっかけはつかめたかもしれない。ただ、そう思えたのは湿った雪が適度なブレーキになったおかげかも。錯覚だったというオチにならなければよいが...
今シーズン痛めたヒザだがやはり保つのは半日だな。午後になると痛み出してキツくなる。 ヒザが半日しか保たないのでは気力も萎える。これでほんとに今シーズンは最後かな。 うーん、今シーズンはいろいろと気づいたことが多かったのでもう少し練習して検定を受けたかったのだが... 残念。これ以上ヒザが悪くならないように来シーズンは十分に準備してから始めよう。
前回の反省をすべく再びノルン水上へ。 しかし、気候はすっかり春。斜面が締まっていたのはリフト運転開始の1時間くらいか。 10時前には雪が緩みシャーベット状に。 これでは雪が重たくヒザに堪える。午後に入り、ヒザの痛み出して来たので早々に引き上げてしまった。 トホホ。この調子じゃ、今シーズンはこれが最後かな。
まずは大回りから。 前回のスキーの反省を踏まえ、板を前に振り出し過ぎないように気をつけて滑ってみた。 体を前というか腰を前に出し、 板と一緒に体もついていくような感じでターン中に足首が緩まないように意識してみた。 それでもしっくりこない。板が雪面から浮いた感じはないものの板にしっかり乗れている感じもない。
気分を変えて小回りで滑った後、再度大回りで滑ったところ足元がしっかりした。 板にしっかり乗れている感触がある。 うーむ。小回りの後の大回りで感触が戻ったということはその前までは姿勢が高かったのかな。 それとも外向していたのだろうか? 腰の向きは斜滑降で確認したつもりだったのだけど...
それにしてもあいかわらず感触が戻るのに時間がかかる。1時間はかかったかな。 それでも戻るだけましか。 今シーズンはノルンだけが救い。ノルン以外のスキー場ではいい感触がない。 さまざまなゲレンデやコンディションへの適応力がないということか。今後の課題だな。
板にしっかり乗れている感触があると、ターン中に、 自分の姿勢がどうなっているか、荷重がつま先寄りか、かかと寄りか、 板の間隔や向き、足首の曲げ具合など確認する余裕が生まれた。 ターン直後に振り返りターン弧を確認することもできた。 板にしっかり乗れていないとスピードが出すぎて後ろを振り返ることもできない有様だった。
ターン中に余裕がないときは滑りがダメな時ってことだね。 あるいは単に雪が緩んで滑りやすくなっただけだったりして(^^;)。
滑り始めてすぐに雪が緩んだのでスピードが出すのが怖くなり、 急斜面ではプルークスタンスで滑ることにした。 1ターンずつ振り返りプルークスタンスでキレイなターン弧を描けるか確認してみた。 これがなかなか難しい。 特にターン後半にブレーキをかけすぎて弧が山側にキレ上がり過ぎることが度々あった。 ズレに乗ったままスムーズにつぎのターンに入るように気をつけると改善できた。 また、ターン前半では腰を前に出すように意識するとターンにスムーズに入いることができた。 やっぱり基本練習はいいね。
続いて、最近気になっている板のバタつきをなくすべく小回りを練習した。 姿勢を低くコンパクトに、板は雪面に常に接触させるような感覚で体の下に常に板があるように意識して滑ってみた。さらに今回は両足の同調、内足のターン内側への倒しも意識してみた。 前回同様、ターン弧が小さくなり滑走スピードは上がるもののバタつきは減った。 しかし滑走スピードが上がるのはどうもしっくりこないな。
同様な意識でコブも滑ってみた。 特にコブに板が飛ばされないようにコブの裏側で板が雪面にしっかり接触するように、板を雪面に押しつけるような感覚で滑ってみた。できた。この感覚もできるときとできない時があるんだよなぁ。
練習を続けるうちにジワジワとヒザが痛み始めてきた。 ヒザに負担をかけないように滑るにはどうしたらいいか考えてみた。 ターン後半に外足を伸ばし、かかとが体の後ろにあるぐらい感覚で滑ってみるとヒザが痛くなくなった。 この滑りのほうが無駄な力みがなくて感触がよい。 ということはそれまでターン中にヒザが曲がっていて重心も後ろ寄りだったということか。
今度はもっと楽をしようと思い、 ブレーキの意識を薄めて板の動くがままに体をあわせて滑っていく、 レールターンのような意識で滑ってみた。 するとどうだろう。 スキー操作は楽なのに下手にブレーキを意識して滑っていたよりもスピードが出ていないように感じるではないか。
ブレーキを意識したほうがスピードが上がるとはこれは一体どういうことか。 ブレーキを意識しているつもりが実はブレーキになっていないとか? 大回りのターン弧を何回か観察したが内足がまだうまく使えないことが多い。 一本線だったり、二本あっても内側がズレで太い線になっていたりなどして ターン弧がキレイな二本線にならないのである。
ブレーキを意識しているつもりが実は内足は雪面を撫でているだけで一本足で滑っていることになりブレーキの効果も少なかったのかもしれない。 逆に板の動くがままに体をあわせて滑ると内足もキレて足場が二本になりブレーキの効果も結果的に上がっていたのかも。これはもう少し検証が必要かな。
そういえば以前「楽に滑る」って題目も唱えていたっけ。またしても堂々巡り。 早くこの無限地獄から抜け出したいな。
ヒザを痛めてから1ヶ月、スキーを再開した。ヒザは若干痛みが残るもののどうにか滑ることができた。 1日目は恐る恐る滑っていたが、2日目以降は痛みもあまり気にならずに滑れることができた。 ただ、大回りより小回りのほうがヒザに負担がかかるようで痛むことが多い。 完全に痛みがなくなるまではあまり練習にならないかも。
雪の状態は最高。天気は晴れだと思ったら突然曇ったり雪が降ったりと安定せず。 雪質はよかったものの板のかかりが良く簡単に曲がれるため板にうまく乗れていない気がする。 姿勢が崩れてしまって以前の後傾した滑りになっているのかな。 一方、たわみ感はあるのでこれはどうしたことなんだろ? 練習するには雪質がいいのも考えものかも。
大回りでは右ターンがうまく決まらない。ターンオーバー後、板が曲がり始めるまで待てない。 意識すれば待つこともできてターンを決めることもできるが、気を抜くとまた元どおり。 安定しない。 一方、左ターンは何も意識せずとも自然にうまく曲がれているようだ。 右ヒザが影響しているのか? 痛みのある右足が荷重を増す外足になる左ターンがうまく決まるとは不思議。
小回りだが、あいかわらず滑り方がよく分からず、きっかけをつかめなかった。 重心低くを心がけてみたもののターン後半で板がばたつく。 大回りで徐々に弧を小さくしていくとばたつきが少なくなるような気がするが オーバースピード気味になる。うーむ。頭の中、真っ白。
最終日、友人にデジカメで滑走しているところを撮影してもらった。数年ぶりの撮影だ。 以前よりも内足を使っているように見えるもののもっと内側に倒してもよさそうだ。 それより気になるのが姿勢。ターン後半に板を体の前に振り出して滑っている。 足首が伸びきっているではないか。これではまったくダメ。 ターンの切替えの時は中立姿勢になっているのが救い。 体は上に伸び上がることなく重心は低いまま、腰を前に出しているように見えるので、 こちらも自分の期待どおりになっている。
では、なぜターン後半が板を振り出してしまっているのだろう? 下手にカービングを意識してターン後半にエッジを立てる意識が強くなるとこうなるのかも。 この撮影で板を振り出しているときの自分の状態を体の感覚で憶えることができたのが今回の収穫か。 映像を見て自分の滑走を振り返ってみると板を振り出していたように思えてくる。 このあたりはだいぶ成長したかも。
次回、1ターンずつ丁寧に滑ってターン後半の滑りを確認してみよう。 板は振り出さない。足首を緩めない。体は前へ。谷向きの時間を長く。 余計なことを考えずに操作すれば板が前、体が後ろの状態にはならないはずなのにな。 もう一度ズレターンから始めて姿勢を考え直して見よう。
撮影は大回りだったのだが、滑走を思い出してみると小回りでも板を前に振り出していたように思える。 体が前に出ていないから板がばたついたような気がする。
今回のスキーもノルン。午前中は個人練習、午後はスクール。ノルンは相性がいいのだろうか。 今回も実りが多かった。 しかし、とうとうヒザを痛めてしまった。スキーを始めて10年以上経つがスキーができなくなるほどの怪我は今回が初めてだ。
スキー直後に痛みはあったもののそのまま車を運転して帰ってくるのにもあまり支障がなかった。 今回のスキーで何回か転んだが激しくヒザを打った記憶がないので 数日経てば痛みも引くだろうと思っていたらなかなか痛みが引かない。 階段の登り降りが特に痛みが激しくつらい。 不安になり病院で診てもらったところヒザが炎症を起こしているらしい。 俗にいうヒザに水がたまっている状態とのこと。 レントゲンで確認して骨に異常はなかったのでスキー中の転倒などが直接の原因ではなさそうだ。
せっかくいい調子で練習できていたのにこれでスキーも当分お預け。 日頃たいした運動もせずスキーしていたバチがあったのかも。 普段から走ったり筋トレしていたら防げたかもしれないと思うと悔しい。
ヒザの件はさておき、スキーの内容について。前回忘れていた内足の使い方を研究してみた。クロスオーバーの後、下手に曲がろうとせず谷足の外エッジの直線上にまっすぐ滑っていくようにイメージしてみたらきっかけをつかめた。んっ、この感覚って前にもあったぞ。なんだかなぁ、いろいろ遠回りして数シーズンぶりに感覚が戻ってきたのか。ここ数シーズンはこればっかり。おなじことを気づいては忘れ、また思い出すの繰り返しだ。
谷足の外エッジの直線上に滑っていくイメージができてくると以前よりもターン中に内足を使っているような感触がある。そうこうしていると今度はターン中に内足が邪魔になるようになってきた。内足につまずくような感じだ。ターン中に板の開き具合を確認してみたところ、ターン中に左右の板が逆ハの字に閉じている。
今まではターン中に板(内足)が開いていたのに今度は板が閉じている。板が開いていたのは内足のエッジを使えていなかったからだと思うが、板が閉じているのはどうしてだろう? 板が閉じてしまうのは内足はエッジが効いて自然な軌道になっているのに対して外足はエッジが効かずテールが流れているからではないだろうか? 自然な軌道を描いている内足に対して外足が切り込んでくるのでつまずくような感じになったのか? 内足のエッジは使えるようになってきたかわりに外足のエッジが甘くなってしまったということかもしれない。
ではターン中に板が平行にするにはどうしたらいいだろう? 板が勝手にターンを始めるまで待ってみよう。極端にいえばターンを内足がガイドするような感じで内足の挙動にあわせて外足を調整していく感じか。当然、前へ進むイメージと外足のたわむ感じは忘れずに滑る。よしっ、前より感触がよくなってきた。ターン弧を見てみると2本の滑り跡が残るようになってきた。しかしよく見てみると2本線になっているのはターン後半だ。今度はターン前半から2本線にする方法について研究してみよう。
板が勝手にターンを始めるまで待つ意識はそのままに今度は内足を返す意識を加えてみた。滑り跡を見てみる。おっ、前半から2本線になってきた。でもスタンスが狭いな。溝も浅いようだ。今度はスタンスを広げ、さらに内足の返しも大きくしてみた。極端にいえばターン中に内足を大きく返してガニマタになるような感じだ。溝が前より深くなってきた。でもまだまだ深くする余地はあるな。荷重が足りないのか姿勢やバランスが悪いのか。
2本の滑り跡を残せるようになってくると、滑走中の内足はかなり窮屈な感じだ。内足はかなり折り畳まれてヒザ頭と胸がつくぐらいの感触がある。さらにターン内側のストックの柄は雪面スレスレにあるような感じだ。体がかなり傾いているのだろう。この感覚は大事なのかもしれない。大切にしよう。
今回の個人練習でもいろいろ試すごとができたが、いろいろ試すことができたのは体を前へ進める意識とたわみを感じることができる姿勢をとれたからだと思う。ターン後半、山側のかかと寄りに残ってしまった体をクロスオーバーを経て谷側のつま先寄りに進めてターンに入っていく意識、クロスオーバーで体が板をななめに横切る感覚が必要だ。ただその時のバランスが難しい。雪面との接触感を残しつつ立ち上がっていかないとつぎのターンでたわみが感じられない。急激に立ち上がっても前でなく上に立ち上がってもダメだ。じわりと立ち上がって板が勝手にターンを始めるまで待つ。この感覚を繰り返し練習して確実にしたいものだ。
午後はスクールに入り、これまでの自分の感触が正しかったか確認することにした。今シーズンの初スクールである。そしてスクール最初の滑走。先生の指摘は前傾過多と猫背だった。その後のスクールでは姿勢の確認が中心となった。
前傾過多は悪いことなのだが、これまで後傾で悩んでいた著者にとっては明るい兆しだ。今シーズン取り組んできた前へ前への意識が自分の滑りにちゃんと反映されていることが分かった。猫背も今シーズンに自分でも気づいていたことだ。これはいい機会だ。もう一度姿勢からスクールで確認してもらおう。
前傾しすぎるとそれ以上前に動くことができないのでその分変化に対応する幅が減る。前後に動ける余裕のある姿勢をとること。先生のおっしゃりとおり。自分ではそこまで前傾している意識がなかった。前への意識が強すぎたようだ。そういわれてみると滑走中に余計な力が入りすぎていたような気がする。今まで練習してきた操作はもっと楽な姿勢でも可能なのかもしれない。
スクールではズレターンが中心になった。ズレターンでもターンの始めで前に動くのはおなじ。上に起き上がるのではなく前へ動く。先生の滑りを後ろから観察しても確かにターン始めで尻が前へ動いていくのが分かった。このイメージは大切だ。昨シーズンのスクールの先生の言葉を思い出す。低速でできないことは高速でもできない。ズレターンの練習もやっぱり必要なんだな。
今回のスクールで腰の向きを指摘された。上体だけ回して腰を回してないことがあるようだ。板は腰の向いている方法に進むとのこと。上体だけ内向しても腰が外向していては板は回ってくれない。なるほど。今までも腰の向きを指摘されたことがあるかもしれないが、今回の指摘は新鮮に感じた。先生いわくスクール後半で腰の向きはだいぶ矯正されたらしい。自分自身で腰の向きの狂いを感じられるようにならなければ。
スクールでは腰の向きを確認するヒントももらった。斜滑降で体が進む方向が腰の向き、腰の向きに体が進む。自分が進みたい方向にキレイに進める時は腰の向きは問題なし。途中で動きが止まってしまうようなら腰が山側を向いているということになる。上体だけ進みたい方向に向けても意味がないということだ。著者の場合、スクールでは左方向の下りはうまくできたが、右方向の下りはうまくいかなかった。次回のスキーではじっくり確認してみよう。ちなみに通常の滑走では前後差はあまりないほうがよいが、斜滑降では板に前後差をつけたほうが練習しやすいようだ。
ではどのくらい腰を内向すればよいのか。ズレターンでは、外足を押し開いて外足のズレに体が乗れている状態ですでに腰は内側に向いているようだ。内向はズレに乗って生じる程度でいいらしい。後は板が勝手に回っていくのでその板に体を乗せていくだけ。なるほど、これなら無理がなく簡単そうだ。
左ターンで右肩、右手を引いてしまうクセを今回も指摘されてしまった。 足だけを意識したり不意な変化があるとつい右手を引いてしまうのだろう。 ターン中、常に手でターンをリードしていくような意識を持てば改善できそうだが果たして...
スクールの後半は小回りの練習。板を振ってブレーキをかけるのではなく弧を描くイメージ。となると当然小回りのスピードコントロールはズレターンになってくるのかな。小回りでもカービングのイメージを持つのは現時点では難しそうだ。ただ、たわみや雪面からの圧を感じられる小回りは目標にしたいな。常に雪面からの圧を感じ弧を描く... まだまだ練習が必要だ。
午前中の個人練習を振り返ってみると小回りの練習でターン後半に板がばたつくことがあった。これではダメだ。ターン後半だけに制動をかけている証拠だ。ズレも使ってターン前半を丁寧に仕上げて少し余裕を持ってターン後半に入るようにしなければ。
小回りでの先生の指摘はおもにふたつ。常に腰を前に向けることと体を上に抜かないこと。腰の向きはストックを体の前につきだし常に谷に向けて滑ることで矯正できたようだ。体が上に抜けてしまうのはまだまだ自覚が足りない。前へ進む意識を持っていてもつい上に抜けてしまうことがあるようだ。常に雪面から圧を感じる、足裏を雪面に貼り付ける感覚が欠如しているのだろう。今後の課題だ。
次回はスピードコントロールを研究してみたい。スクールで低速、ズレターンを久々に練習して、最近の練習は高速ターンばかりだったことに気づいた。キレのあるターンを練習する際に滑走スピードが上がるのは仕方がないことなのだが、キレのあるターンの感覚もつかめそうなのでそろそろスピードを押さえる練習をしてもよさそうだ。スピードを制御する方法は過去にも挑戦してみたがはっきりとした答えをまだ見つけていない。本を読むとターン前半はズレ、ターン後半にキレという組み合わせでスピードを制御するようだ。ズレとキレの組み合わせ、果たしてうまくできるだろうか? ターン弧の調整でもスピードを制御できそうだがこの方法はうまくいくだろうか? キレを出しつつ深回りでスピードを殺す... キレのターンを追究するなら深回りの練習が重要になりそうだ。
それ以前に果たしてヒザの痛みはなくなるだろうか? 今のヒザの状態では滑っていても怖くて板に体重をかけられないだろうな。シーズンの本番はこれからという時期にスキーにいけないのはつらい。最近のスキーでようやく過去のスキーでバラバラに気づいていたことがジグソーパズルをあわせていくようにひとつにまとまり始めてきたような感じだったのに...
今回行ったスキー場はOGNA武尊。今回が初めての訪問である。訪れたことがあるスキー場が増えたのは3年ぶりだ。毎週木曜日はこのスキー場のリフト券は2000円になるのを最近知り、初訪問となった。沼田ICを降りて約1時間のところにある。積雪のある一般道は5シーズン以上経過したわが愛車のスタッドレスタイヤには厳しかった。タイヤは空転するは車体のふらつくはで行きも帰りも冷や冷やだった。スキー場自体はそこそこ広く、コースもいろいろある。食事はボリュームがあるのに値段は手頃。著者はラーメンを食べたが大盛りといってもよいくらいのボリューム。しかも美味い。駐車場とゲレンデが少し離れているのが難点か。しかし平日リフト券2000円は魅力。路面状況さえよければ定番のスキー場にしたいところだ。
本題のスキーのほうはというとサッパリ。日差しはあるもののほぼ終日雪が降り続く新雪の上でのスキーとなった。雪が重く、板を操作しづらい。反省ばかりで新しい発見はほとんどなかった。ただ、圧雪されたコースが少なかったので新雪を滑るにはいい練習になった。
先週気づいた滑りのポイントをうまく再現することができなかった。1週間しか経っていないというのに。まぁいつものことだが...
体を前への感覚、タワミの意識、体を預ける感覚すべてが中途半端。常に足の下が浮いているような感じだ。内向を意識しても板がうまく回っている気がしない。今思えばターンが始まるまで待つ意識が足りなかったような気もする。
姿勢をコンパクトに、体を前へを意識して滑ってみたがうまくリズムをつかめなかった。今思えば板を横にしすぎていたのかもしれない。帰る間際になって上下動を意識するようになったら一定のリズムでターンできるようになってきた。大げさにいえばターン後半でブレーキがかかったらそのまま前方へ飛び跳ねるような感じだ。
最近のスキーはひとりのことが多いのだが、今回は友人ひとりと一緒のスキーだった。たまたまブーツのサイズがおなじだったので板を換えて滑ってみた。友人はSALOMONのカービング用の板を使用している。板とビンディングがセットで販売されていたものだそうだ。
板を換えて一番違いを感じたのは足下の感覚。板をはいただけで足の下が雪面にピッタリついている感じだ。著者の板のように足の下に浮いた感じがない。足元がしっかりしている。ビンディングのせいだろうか? 著者は安物のビンディングを使っている。そして実際に滑ってみると滑走中は常に足下が雪面に触れている感じだ。これは楽だが、どうも著者の板より滑っていてメリハリがないというかキビキビした感じがないような気がする。これはいいことなのだろうか? 悪いことなのだろうか? よく分からないな。
先週のスキーで確認し忘れていた内足の使い方だが、滑走中の板の向きを目視してみた。あいかわらず内足が開いてしまっている。特に右ターンの内足、右足が開いているのが分かった。数回内足を意識して滑ってみたのだが内足の開きは直らないし、荷重のバランスもおかしくなってしまった。どのように練習すればよいのだろう? 今思えばターン後半しか意識していなかったように思う。ターン前半から内足の意識しなければならないのかも。ターンの入り方、姿勢に問題があるのかも。
今シーズンは雪の降り初めが遅かったので1月スタートになった。滑り初めが1月になったのは初めてではないかな。待ったおかげで雪は申し分なし。
で練習だが、昨シーズンで再認識したあいかわらずの後傾、前後動なしの滑りにならないように気をつけるところから始め、ひと通り基本ターンを確認した後、最後はバックルの締め具合の影響まで確認できた。1日でいろいろなことが確認できてシーズン初日としてはとても有意義だった。あまりにも確認作業が順調で恐ろしいほど。悲しいかな、今回はスクールには入らなかったので錯覚、あるいは自己満足の可能性が高いな。単に滑りやすい雪だっただけかも。
まず、大回りで強気に前へ、谷側へ進むという意識で滑ってみた。加えて、スピードに体が遅れないように、ターン始めに板が雪面を噛むまで少し待つ、少し内向気味にターンするように気をつけてみた。
とりあえず1本滑ってみた。頭の中が真っ白になってしまった。さて、何を練習したものか。 まず気持ちよく滑ってみよう。一定のリズムで大きく回ってみよう。スピードに体が遅れないように、斜面に対して垂直に立つように気をつけてみよう。そして、ターン始めに板が雪面を噛むまで少し待ってみよう。とにかく後傾になるのはいやだ。ターン始めに進行方向より少し谷側に落ち込むような意識で、少し内向気味で滑ってみよう。そうしたら少し感じがつかめてきた。スピードでごまかしているだけかもしれないが...
猫背だと体が遅れてしまうのだろうか? 背筋を伸ばして滑ったほうがいいかもしれない。
大回りの練習の中でなぜスピードが出ると体が遅れてしまうのか考えてみた。人からよく猫背だと言われることをふと思い出した。猫背だと背中が丸まる、腰が落ちる、体が遅る... んっ、猫背が体が遅れる原因か? 猫背で腰が落ちるとその腰を起こすのにも時間がかかるので体が遅れるのか?
何本か背筋を伸ばす意識で滑ってみた。はっきりとした違いは分からなかったが、油断すると背筋が丸まってしまうのが分かった。背筋の伸ばし、丸めはもう少し練習と研究が必要だろう。
板にしっかり乗れればブーツ下が雪面に貼りついた感触、たわみの感覚がある。きっかけを掴むなら体を板に預ける感覚で滑走できるか確認してみるとよい。
スキー板は元々ブーツ下の中央部分は盛り上がっていて、トップとテールより浮いている。しっかり板に乗らないとブーツ下が浮いたまま滑ることになるのだろう。それでは、しっかり板に乗るとはどういうことか。荷重がつま先に偏ったりかかとに偏ったりしてもブーツ下が浮いた感じになる。つま先とかかとに均等に雪面に対して垂直に力を加えるとブーツ下が雪面に貼りついた感触、板がたわんだ感覚になる。
これがなかなか難しい。元々やせた体型で体が軽いので何も意識しないとブーツ下が浮いたままになってしまう。軽い体でもしっかり板に乗るためにはまず体勢をコンパクトに、重心を低くするとよさそうだ。足首を曲げる意識もあると重心を低くするのが楽になりそうだ。それでも難しければ、下手な小細工をせず、体をそのまま板に預けてしまう意識をもつのがいいかもしれない。これも一発ではうまくいかない。預けた感覚が出せるようになるまで反復練習だ。
キレにはターン後半の足裏の感触、特につま先が重要で、その前提は板がたわんでいることだろうか?
ターンの入りではよく足首から曲げ始めようとスクールで指摘されるが、ターン後半の滑りにキレを出すにはどうしたらよいのだろう? まずは板が十分にたわんだ状態でターン後半に入れるようにしなければ。そして後半でキレを出すには前半の板の軌道を活かしつつさらに板への働きかけが必要な気がする。ターン前半で足首を曲げることができているならそれ以上曲げることは難しいはず。
言葉で表わすのが難しいが、つま先立ちするような感覚、つま先を雪面に押しつけるような感触、つま先のほうを動かして足首を伸ばすような感触にするとキレが生まれるような気がする。さらに付け加えるなら、つま先だけというよりも足裏全体を使うような感触だろうか。例えていうなら車のアクセルを踏むような感触かな? キレが生まれると特に後半のターン弧が小さくなるのが分かる。この感触はひさびさだ。以前確認できた感触を取り戻すまでかなり時間がかかったな。ただし、この感触も板にしっかり乗れている状態でないと生まれないので十分に注意しなければ。板のたわみがないのにつま先を押しつけても面ではなく点の雪面への働きかけになり板はズレるだけなのだろうな。
片足だけの内足ターンでは特に体を前に乗り出す感覚、重心を低くする意識が必要かな。
大回りの練習をしてみたが、まだまだ内足がうまく使えない。そこで、片足だけでターンを練習してみた。片足でも前へ体を乗り出す感覚、そして重心を低くする意識をもって練習してみたところ好感触だった。前へ、低く、この両方が揃うといいようだ。体が伸びた状態で前へ乗り出しても姿勢が安定しないし、重心が低くても体が遅れれば板は回ってくれない。特に内足ターンでは、ターン後半の入りで体が前に乗り出すような感触、つま先を押しつける感触があるといいようだ。
調子がよいおかげで、片足だけでもターンの間隔を大幅に短くできるようになったし、スピードにもある程度対応できるようになった。以前は超大回りでないと内足ターンはできなかったし、スピードを殺すこともできなかったのと比べると格段の進歩だ。ただ、片足ターンの内足の使い方の練習が大回りでうまく活かせないのが未熟なところ。大回りでうまく内足を使えるようになり、雪面にくっきりと2本のターン弧を描けるようになりたいな。
小回りでも重心を低くすると感触がよい。腰も谷に向けやすいようだ。
大回りはひと通り確認できたが、残りの練習はどうしよう? そこで、スクールで毎回のように指摘される「小回りでは常に体、腰は谷に向けたままで滑る」ということについて考えることにした。まずは板を横にしたままのズレ落ちターンを反復してみた。腰を谷に向けたままというのはかなり窮屈な姿勢でこれを 維持するのは難しい。何がおかしいのだろうか?
腰の向きが分かるように腰にストックを当てたままでズレ落ちてみた。んっ、腰を後ろに引くと谷に向けやすくなったぞ。そんなに窮屈でもない。ということはいままで姿勢が高すぎたのかな。でも腰を後ろに引くのはどうだろう? これじゃ、見た目も悪いだろうな。腰を折るでもないし。当面は上体を被せるとか重心を低くとか姿勢をコンパクトにいった意識で滑ってみよう。このあたりの姿勢とかバランスは微妙なような気がする。ちょうどよい具合がまだ分からない。
ただ、実際に上体を被せ気味に重心を低くする意識で小回りしてみると感触がよかった。未整地の急斜面でもおなじリズムでうまく滑ることができた。さらにこのとき、板を常に雪面に貼りつけておくように意識してみた。一方、何も意識しないで滑ると上体がふらつき板も重なってしまいうまく滑れなかった。重心を低くすることで姿勢が安定するのだろう。また、板を雪としっかり接触させることで板が浮かなくなり重なりづらくなるのだろう。それにしても、未整地の急斜面をおなじリズムで小刻みに滑り降りるのは気持ちいいな。
練習は必ずバックルを緩めて始めたほうがよさそうだ。
最後にブーツのバックルの締め具合と滑りの関係を調べることにした。今回はずっとバックルを緩めたまま練習していた。最後にバックルをキツく締めて滑りに違いが出るか確認することにした。バックルをキツく締めると滑りにキレを出しやすくなったような気がする。キツく締めることで力が板に伝わりやすくなったのだろうか。バックルを緩めていたときは加えた力があちこちに分散していたのかもしれない。キレが出てくると当然滑走スピードも上がり、体も遅れやすくなるようだ。足首も曲げづらくなっているのも影響しているかもしれない。体が遅れるのは避けたいが、キレが出るのはうれしい。うーん、微妙。 たわみを練習するならバックルは緩めたほうがよさそうだ。
キオクノカケラ
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